HOME …> 純粋税制批判本文 …> 第二十二章 生活習慣病予防

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生活習慣病予防

輸血の危険

牛乳にエストロゲンが大量に含まれることを知って、目からうろこが落ちた。 これでは、環境ホルモンの何万倍も危険である、しかしながら、輸血には、牛乳より更に何万倍もの危険がある。人肉は牛肉よりも、はるかに危険であるが、輸血の危険は食人の危険の比ではないからである。

エイズや肝炎ウイルスが検出されるようになったからと言っても、多少安全性が増しただけで、 現代の医学は、総ての危険因子をチェックできる水準には程遠いのである。

肉食の害

牛乳を多く飲む西欧人の方が、骨折が多いことも驚きである。 しかしながら、肉食が骨に悪いというのは、うなづけない。 肉に含まれる硫黄よりも、燐が確実にカルシウムを排出させる。含硫アミノ酸は必須アミノ酸であり、燐はDNAの成分であるから、植物性蛋白も、 動物性蛋白と同じく、硫黄と燐を含んでいる。

だからといって、これをとらなければ生きて行けない。 要は、カルシウムを多く含む青菜類とのバランスの問題である。

蛋白過剰の害

どんな物でも適量が良いが、特に蛋白をとり過ぎると肝臓、腎臓の負担が大きい。 植物性蛋白は、アミノ酸スコアが低く、色々な植物蛋白を組み合わせてバランスをとるのは難しい、 したがって過剰にとらなければ、必須アミノ酸のうち不足するものがでてくる。 アミノ酸スコアが100である牛乳、卵、肉、等は、適量をとることができる。 しかしながら過剰の害は不足の害よりも小さい。

日本人の身長が伸び、老人が元気になったのは、蛋白不足の解消が大きい。 蛋白の摂取量はこの50年、それ程変わっていないが、肉食によってアミノ酸スコアが改善された結果である。 重労働の為一升飯を食べていたときには、米の蛋白に少量の大豆製品を組み合わせて、 何とか間に合った。

ところが、年をとって消費カロリ−が減ると、バランスが崩れ、たちまち老化が進んだ。 運動量が減ると糖質や油脂は減らせるが、蛋白の必要量はあまり変わらないのである。ご飯の量が減れば、植物性蛋白を、うまく組み合わせるか、又は動物蛋白を若い時よりも多くとらなければならない。 佐藤先生の文章は、この点誤解されるおそれがある。

「タバコの害について」 色々と、あげつらったが佐藤先生に触発されてアイディアが涌き出てきたものであり、 特に「世人はタバコに罪を負わせすぎている」というくだりに大いに共感した。 そこで、たばこはスケ−プゴ−ト(真実を隠すための生け贄の山羊)であることを次に論証する。

スケ−プゴ−トたち

合成洗剤がなくても下水がなければ湖沼は汚濁するし、合成洗剤があっても、 下水道が完備すれば湖沼はきれいになる。合成洗剤は下水造りをさぼるためにスケ−プゴ−トにされた。ポリ塩化ビニ−ルがあっても、新鋭焼却場があれば、ダイオキシンは出ない。 (その上、電力や温水も、得られる)塩ビがなくても、おんぼろ設備で生ゴミを燃やせばダイオキシンが出る。 塩ビはゴミ処理に金をかけないための、スケ−プゴ−トである。

ゴミ減量のために、一枚2gのレジ袋の代わりに風呂敷を持参する奥様方は、 200gの食べ残しを平気ですてる。レジ袋は、使い捨て生活のスケ−プゴ−トにされている。 サダム・フセインが居ても、貧困がなければ、テロは起こらない。フセインが消えても、 ひどい貧困があれば、テロはなくならない。フセインはスケ−プゴ−トなのである。 アメリカは、対イラク戦費をパレスチナ難民援助に向けるべきである。

タバコの害は証明できない

この50年、タバコの消費量はあまり変わっていないし、低タ−ル、低ニコチン、 フィルタ−付きなどによって有害成分吸入量は、激減している。 タバコが肺がんの原因ならば、肺がんは減っているはずである。おかしいと思っていたところに、増えているのは肺がんのうちの腺がんの方だと聞いて納得した。 タバコが関係しているのは上皮がんの方で、腺がんは、あまり関係がないとされているからである。

今まで、肺がんの激増はタバコのせいであると誤解させられていたみたいで釈然としない。 肺がんの激増は肉食の増加が原因であると思っていたが、なるほど、牛乳のエストロゲンが犯人かも知れない。 又は肺結核の減少が関係しているかもしれない。結核菌との闘いで免疫力を鍛えられている保菌者が減ったから、 というわけである。

タバコが肺がんの原因のひとつであると仮定しても、それ以上にアルツハイマ−を減らしているかも知れない。 喫煙が寿命を縮めていることを証明しない限り有害を証明できない。 ところが女の喫煙率が男よりも大きいフランスなどでも、平均寿命の男女差は、 日本とあまり変わらないのである。ヘビ−スモ−カ−は別として、普通の喫煙者では、 タバコの害と、ストレス緩和の益と、どちらが大きいか、誰が決めることが出きるのか?

間接喫煙が問題になっているが、家庭内のガスレンジや、 石油スト−ブの排ガスは量的にはタバコの煙の何万倍もあり、どちらがより有害か? 換気に気をつける方が先決だろう。街頭ではディ−ゼル車の排煙の方がはるかに有害である。 先日、久しぶりに新幹線に乗ったが、喫煙車の煙さに耐えられず、禁煙車に移動した。 タバコ吸いたさを我慢する方がましだったのである。

ところが、そんなに換気が悪くては、禁煙車もインフルエンザウイルスの天国と化しているだろう。 暖房費の節約のために換気を少なくし、タバコをスケ−プゴ−トとして利用しているわけである。 この場合、タバコは換気のバロメ−タとするべきなのに。

ガンの原因

この50年で肺がんは5倍、胃がんは半減した。 このようにがんの種類は大きく変化したのにくらべて、 年齢調整全がん死亡率はほぼ一定だった。

この事実から、ふたつの結論が導かれる。

  1. 早期発見、早期手術、抗がん剤などの現代医療は無効である。
  2. ガンの原因は免疫力の低下である。

人体の60兆の細胞の10億分の1がガン化しても、6万のガン細胞が発生する。 これは主として活性酸素のしわざであり、車のエンジンを動かせば排ガスが発生するのと同じく、 避けられない必要悪である。発生したガン細胞は、免疫系の働きで、次々と潰され、 偶然生き残って増殖をはじめたものは、小さなかたまりの中に封じ込める。

免疫力が低下すると、再び増殖をはじめ浸出、転移が起き、人は死に至る。 食生活などの変化で弱い臓器が違ってくるが、ガンは比較的免疫力が低い臓器で、まず発生する。 免疫力があるレベルより低くなれば、いずれどこかでは発生するわけである。 大量の放射線を浴びたなどは別として少量の発ガン物質などには、 普通の免疫力があれば、充分対応できる。

このように考えることによってのみ、ガンの種類が大きく変わっても、 全ガン死亡率は一定であるという事実を、よく説明することができるのである。 免疫力は、生命力であり、生きようとする意欲の関数らしい。 夢と希望を持って、よく働きよく遊び、よく食べよく眠る、即ち幸せ度が大きいほど、免疫力が大きい。

男の全ガン死亡率が増加傾向で、女では減少傾向なのは、 日本では女の幸せ度が高まってきている反面、男の幸せ度が下がって来ていることを示唆しているのかもしれない。 これは、平均寿命の伸び率の男女差とも一致している。 栄養のとりすぎは、平均寿命を確実に短くするから免疫力も低下させるはずである。

1975年のマクガヴァンレポートは、 3000人のプロを動員したアメリカの国家プロジェクトで5000頁に及ぶが、 要するに長生きしたければ野菜を食べろ、とようもので、タバコには言及していない。

副大統領候補だったマクガヴァン氏は、このレポートによって政治力の強い医師会や畜産農家の怒りを買い、 政治生命を絶たれたとされている。また増える一方だったアメリカのガンが、 近年わずかながら減少傾向を見せているのは、このレポートのおかげだという人もいる。 タバコは畜肉のとり過ぎという害悪から目をそらす、スケープゴートであると私は考えている。

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